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2015年06月09日 [ニュース系]

確定拠出年金、利回り最高4.8% 昨年度by日経新聞

みなさんこんにちは。

ファイナンシャルプランナーの土屋です。

本日の日経新聞にタイトルの通り、
確定拠出年金の利回りが年率4.8%と過去最高になったという記事がありました。
ほぼすべての加入者で元本割れが解消したとの記載があります。
私の実感もその通りで、3年くらい前はほぼすべての人が元本割れだったのが、
反対にほぼすべての人がプラスになっています。
これだけ円安・株高なので当然といえば当然です。

記事中で気になったこと表現がありました。
『加入者によって利回りの格差も目立っており、
運用の巧拙が老後の生活資金を左右する傾向が強まりそうだ。』

この件について意見を述べたいと思います。

言いたいことは、
運用の巧拙というのは難しすぎる表現だということです。
原理原則に則ってやればある程度利回りは確保できると思うからです。

まず利回りが低い人はすべてを預金や保険という元本が確保されるタイプのもので運用している人です。
退職が近い人や
運用がマイナスになってしまうとヘコんでしまい仕事が手につかなくなる人なら致し方ないです。
ですが、預金や保険などに全額を入れてしまうと今度は「インフレ」に対して弱くなってしまいます。
要するに物価上昇が2%したとしましょう。その時預金や保険の金利が0.5%だとします。

たとえば極端な例で考えると、
100万円の車が物価上昇2%したとすれば1年後102万円になります。
今100万円が手元にあって今はこの車変えますが、
1年後100.5万円にしかなっていないので1年後はこの車が買えなくなります。

確かに100万円から減っていないですが、前買えた車が買えなくなるので、
実質的には目減りしていますよね?

今後はこういうことが想定されるので、
特に若い方は多少は運用のものを選んでいった方がいいと思います。


そして、投資商品を選んでいた人で今元本割れをしている人は、どういう人かというと、
3年前とかリーマンショック後とか株価が低いとき運用をやめてしまった人です。
むしろその人たち以外は今は必ずプラスになっています。
だから大事なことは、長い目で見て一喜一憂せずに、
元本割れの期間があっても投資をやめないことです。

よーく考えてみてください。
今話している投資の目的はなんですか?
確定拠出年金なので、老後のお金の話です。
ゴールは老後なんです。
途中経過は関係ありません。
60歳以降受取の時に上がっていることが大事なのです。
むしろ途中は不況な時が続いた方がいいくらいです。

確定拠出年金や老後のための運用の極意は長い目でみることです。
きっとこれから先いつかはわかりませんが、
株価が下がったり円高になったりするときもあると思います。
経済は循環するのでそれは避けられないことです。

運用の巧拙ではなく、長い目で見ることができるか、
これが確定拠出年金=老後の投資で一番大切なことだと思います!

質問などはご遠慮なくお問い合わせください!

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