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2016年02月06日 [ニュース系]
マイナス金利の影響
先週日本銀行がマイナス金利の導入の決定しました。
この政策は、
民間銀行が日銀に預けるお金に
2月16日から一部の預金(法定準備預金を超える部分)に
金利0.1%を払うというものです。
銀行は日銀にお金を預けるときにお金を支払わなければならない、
ということになりますから、
銀行の収益の圧迫要因になります。
では、これによってみなさんにどのような影響が出るのでしょうか。
<預金>
まずみなさんが銀行に預ける時の金利が下がります。
一部ネット銀行では普通預金の金利が0.001%になるそうですし、
その他銀行でも満期10年のものでも
定期預金の金利を0.025%など普通預金の金利とほぼ変わらないような金利になるようです。
もしかしたら今後普通預金の金利はもっと下がるかもしれませんが、
そもそも低い金利、
0.02%だとしても100万円預けていたのが200円ついていたのが、
100円とかになるだけなので、
そもそもどんぐりの背比べ的な状況です。
金額としての影響は大したことないと、私は思います。
一部の銀行では口座に手数料を徴収するような話もありますが、
個人の口座から手数料を取るのは短期的には難しいと私は思います。
<MMF新規買い付け停止>
また、投資信託なので元本保証はないけれど、元本割れしないような安定的な運用をする
MMFですが、こちらは各社新規の販売が停止になっています。
なお、確定拠出年金のものであれば、それは通常通り取引可能ということは、
先日確認しました。
<国債新規発行一部停止>
個人買える国債に関しても新窓販国債(要するに主に固定金利のもの、法人が購入も可)
に関しては、
金利がマイナスになり、買う人がいなくなることが予想されるので、
販売停止になるそうです。
メジャーな方、変動10年、固定5年、固定3年のものがある個人向け国債は、
最低利率を0.05と設定しているので、こちらは販売継続のようです。
ちなみに2月の金利は変動10年、固定5年、固定3年ともに、
最低の0.05%です。
それでも銀行の金利よりは高そうです。
<ローン金利低下>
長期金利が過去最低水準になっているので、住宅ローンは金利低下が予測されます。
フラット35などは3月適用から下がることが予想されますし、
民間のローン金利も下がるかもしれません。
変動金利は短期プライムレートが基準なので、本来的には変わらないはずです。
<ローンが借りやすくなるかも?>
これは間接的な影響と言えますが、
マイナス金利のため、民間銀行は日銀にお金を預けても利息はもらえません。
その分の収益を増やすための1つがお金を貸出し、金利収入を得ることです。
だからより貸したい状態になるので、
もしかしたら、ローンは借りやすい状態になるかもしれません。
また、変動金利もこの影響で銀行間競争に拍車がかかり、
金利が低下するかもしれません。
すでに一部ネット銀行では変動金利を下げたところもあります。
今思いついた順に書いてみましたが、
まだまだ他にもあるかもしれません。
今後もなるべく情報発信していきたいと思います!
FPへの相談は
横浜・川崎・東京・神奈川出張対応可のファイナンシャルプランナー
FCTGファイナンシャルプランナーズ 土屋 ごう
住宅購入・ライフプラン・保険・資産運用
この政策は、
民間銀行が日銀に預けるお金に
2月16日から一部の預金(法定準備預金を超える部分)に
金利0.1%を払うというものです。
銀行は日銀にお金を預けるときにお金を支払わなければならない、
ということになりますから、
銀行の収益の圧迫要因になります。
では、これによってみなさんにどのような影響が出るのでしょうか。
<預金>
まずみなさんが銀行に預ける時の金利が下がります。
一部ネット銀行では普通預金の金利が0.001%になるそうですし、
その他銀行でも満期10年のものでも
定期預金の金利を0.025%など普通預金の金利とほぼ変わらないような金利になるようです。
もしかしたら今後普通預金の金利はもっと下がるかもしれませんが、
そもそも低い金利、
0.02%だとしても100万円預けていたのが200円ついていたのが、
100円とかになるだけなので、
そもそもどんぐりの背比べ的な状況です。
金額としての影響は大したことないと、私は思います。
一部の銀行では口座に手数料を徴収するような話もありますが、
個人の口座から手数料を取るのは短期的には難しいと私は思います。
<MMF新規買い付け停止>
また、投資信託なので元本保証はないけれど、元本割れしないような安定的な運用をする
MMFですが、こちらは各社新規の販売が停止になっています。
なお、確定拠出年金のものであれば、それは通常通り取引可能ということは、
先日確認しました。
<国債新規発行一部停止>
個人買える国債に関しても新窓販国債(要するに主に固定金利のもの、法人が購入も可)
に関しては、
金利がマイナスになり、買う人がいなくなることが予想されるので、
販売停止になるそうです。
メジャーな方、変動10年、固定5年、固定3年のものがある個人向け国債は、
最低利率を0.05と設定しているので、こちらは販売継続のようです。
ちなみに2月の金利は変動10年、固定5年、固定3年ともに、
最低の0.05%です。
それでも銀行の金利よりは高そうです。
<ローン金利低下>
長期金利が過去最低水準になっているので、住宅ローンは金利低下が予測されます。
フラット35などは3月適用から下がることが予想されますし、
民間のローン金利も下がるかもしれません。
変動金利は短期プライムレートが基準なので、本来的には変わらないはずです。
<ローンが借りやすくなるかも?>
これは間接的な影響と言えますが、
マイナス金利のため、民間銀行は日銀にお金を預けても利息はもらえません。
その分の収益を増やすための1つがお金を貸出し、金利収入を得ることです。
だからより貸したい状態になるので、
もしかしたら、ローンは借りやすい状態になるかもしれません。
また、変動金利もこの影響で銀行間競争に拍車がかかり、
金利が低下するかもしれません。
すでに一部ネット銀行では変動金利を下げたところもあります。
今思いついた順に書いてみましたが、
まだまだ他にもあるかもしれません。
今後もなるべく情報発信していきたいと思います!
FPへの相談は
横浜・川崎・東京・神奈川出張対応可のファイナンシャルプランナー
FCTGファイナンシャルプランナーズ 土屋 ごう
住宅購入・ライフプラン・保険・資産運用