[ニュース系]
2017年09月11日
住宅ローンの疾病保障って?
みなさま
こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの土屋です。
今回は住宅ローンの疾病保障の話です。
銀行で住宅ローンを組もうとすると、
「疾病保障」を選択するかどうかを聞かれます。
「疾病保障付き住宅ローン」と呼ばれる商品です。
どんな仕組みで、必要性はどれだけあるのでしょうか。
疾病保障といっても内容はいろいろとあります。
たとえばがんで住宅ローンの残債はゼロになるといっても
がんと診断確定されたときだったり、
がんで1年間働けなくなった時だとか、
一言でいえば同じようなことでも、
銀行によって様々です。
だいたい三大疾病で残債がゼロになる場合は
金利が0.3%上乗せ、
がんだけなら0.1%金利上乗せ、
このくらいがスタンダードです。
でも金利が0.3%上乗せだと
4000万円35年の借り入れなら、
200万円以上金利の支払いが多くなるので、
負担としても大きいです。
また、特にネット銀行系では
3大疾病や8大疾病の保障が金利負担ゼロでついてくる、
というのを売りにしているところもありますが、
それは残債がゼロになるのは、
1年間まったく働けなかったときなどになり、
事実上なかなか支払い免除になることは難しいので、
おまけとしてはよいとは思いますが、
それを目的としてはいかがなものか、と思います。
あくまで金利や諸費用の総支払額で考え、
団体信用生命保険は、
総支払額が有利な金融機関を選んだあとで、
考えた方がよいのかな、と思います。
10月からはフラット35も
身体障碍者手帳2級以上に認定されたときにも
保障されるようになりますし、
きっとこれからもこの団信の工夫は続いていくのかと思われます。
特に住宅ローンを選ぶときは時間に余裕がない場合が多いようです。
耳障りだけでなく、
中身をしっかりと見極めて検討していくことが大切です。
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